宮城県・大野 榮夫

この作品は、様々な教育の場で、活用していただくことを願って作成いたしました。作品中に取り上げている資料は貴重なものが多く、著作権や管理権等を有する関係機関や個人より、特段のご厚意を賜りながら、文書にて正式な「二次利用に関する許諾」をいただいたものです。したがいまして、利用者においてこの作品の複製(電子データ、紙ベースによる印刷)は、固く禁止させていただきます。

教育活動でご利用の方へ

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 どこの学校にも校歌があります。校歌は在籍している児童はもちろん、卒業生にとってもかけがえのないものであり、年齢を重ねていくにつれて愛着がつのるという点で特別な存在です。

 学校は地域を基盤に存在しているので、校歌には自己の生き方の「道しるべ」になるような内容とともに、地域の自然、歴史、文化等が取り上げられているものが多いのです。だからそ、校歌は地域的特性を色濃く反映して表現されたものと言えます。しかし、日常的に歌い、耳にする機会が多い校歌は、地域的特性を深く味わうこともなく、表面的に漫然と歌ってしまっている傾向があります。私自身も含めた教師の指導も、校歌のもつ意味・背景等に関して掘り下げた指導が十分にできているとは言い難かったと思っています。

 そこで、私は、校歌にうたわれている言葉を取り上げ、自分たちが住んでいる地域を地理的、歴史的な目で改めて見つめ直させ、校歌が創られた時代の様子、校歌が教えている意味等について目を開かせ、母校に愛着と誇りを持たせ、地域の良さを再発見させたいと考えました。その原点は、平成21年3月、卒業を間近に控えた6年生に対する「校長の授業」の教材として作成したものでした。退職後も、折に触れて資料収集に努め、ひとつの小学校の事例にとどまらず、仙台市のどの学校、生涯学習機関でも活用できるように更なる充実のために作品づくりを継続してきました。

 本作品から、児童・生徒や市民の皆さんが地域の発展に尽くした先人の努力や工夫に気づき、学校や身近な地域、仙台市に対しての誇りを感得し、地域や仙台市の一員としてアイデンティティを一層意識する契機になればと願っています。また、つねに社会の変化に目を向け、ものの見方・考え方を深め、これからの地域社会の保全と発展のために尽くそうとする姿勢を身につけていただくことに資すれば幸いです。